2018.11.27 健康食品

ORIKOUSAN

初めに
我が国の高齢者人口(平成23年9月)は2980万人で、総人口に占める割合は23.3%となっています。
また、今後さらに高齢者人口は増加すると推測されています。
そういった中で高齢者の推計で認知症の高齢者が400万人を超えたことが分かりました。149万人だった2002年から10年間で認知症の高齢者は倍増しており、今後も増加すると推測されています。
このような時代背景を少しでも緩和していきたいとの思いでORIKOUSANは開発されました。

なぜ、アメなの?
主要な糖質源は、このブドウ糖が多数つながったでん粉ですが、これをブドウ糖にまで分解し、消化吸収するには時間がかかります。それに比べ砂糖は、単純な構造をしているので、速やかに分解され、脳内に取り込まれます。
砂糖を摂取すると脳内の神経伝達物質の一つであるセロトニンが増加します。セロトニンは、記憶学習にも関与するといわれていますが、脳をリラックスさせる働きもあります。
このことから短時間で脳に栄養を送り、脳機能の働きを十分に果たす食材として注目したのがアメです。アメは主原料の一つに砂糖を使用しているからです。

配合成分「エコール」とは?
ここでいう「エコール」とは愛知県産わかめから抽出・生成した物質です。「エコール」はフロロタンニン類(海藻ポリフェノール)でフロログルシノール(C6H603)、ジオキシノデヒドロエコール(C18HI009)、エコール(C18H1209)、7-フロロエコール(C24H16013)、フロロフコフロエコール(C30H18014)、ジェコール(C36H22018)をふくんでいます。

「エコール」の作用とは?
エコールの作用を一言で言い表すとポリフェノールで唯一明らかにされているコリンエステラーゼ阻害成分です。それにより、神経伝達物質であるアセチルコリン量を増加させます。
詳しく説明するとアルツハイマー病(AD)は加齢とともに弧発性で発症し、緩徐に進行する認知症疾患であり、記憶障害、学習機能、思考・判断力の低下などの認知機能障害を中核としています。AD発祥の機序の1つとして、コリン作動性神経の起始核の萎縮、アセチルコリン(ACh)作動性神経細胞の減少、アセチルコリントランスフェラーゼ活性の低下1,2)、およびアセチルコリントランスフェラーゼ活性と認知機能スコアの相関性が明らかにされました3)。さらにニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)発言の低下など、ADにおけるコリン作動性神経に関する障害が明らかにされています4,5)。これらによりAChが認知機能に関与しており、その欠損がADに認められる認知機能障害と酷似していることから、ACh代謝の障害によるAChの分解を阻止する物質として「エコール」を使用しました。「薬理と臨床®・VOL・23/NO・1/February2013別刷」より引用
結論として「エコール」により神経伝達物質アセチルコリンがアセチルコリンエステラーゼで分解されにくくなるため、にアセチルコリン量の減少が抑制され神経伝達をスムーズに行うことが出来ます。